二番絞り 二番絞りの誕生経緯については2022年のアピール文などを参考に頂ければ幸いであるが基本的には最高精度を目指す大きなモデルを作成しようとする試みである. 2022年度は幸いにも準優勝という好結果を得た.準備段階では手ごたえがなかったがその後の計測で大変高精度なものが完成していたことが分かった.今年度は新しい試みを加えたがまともな計測に至っていない。もし旧バージョンより弱いと判断した場合は旧バージョンで出場する可能性がある.  ちなみに,2022度版の局面評価精度は驚愕の域に達しており,既発表であるが一手の局面展開も行わず将棋倶楽部24でレート2949,八段認定頂いている.前人未到の領域といって過言ではないだろう. また,電竜戦ハードウェア統一戦においても準優勝となり,記念に2017年に行われたハードウェア統一戦の第5回電王トーナメントを思い起こしGTX1080Tiの二番絞りをfloodgateに投入したところ短期レート4500台を記録した.(もちろん一時的なものでありしばらくしてレートは4100〜4200程度で落ち着いた)  今年度はこれを上回ることを目指しているが上記の通り昨年に続き未計測である. 参考: 芝,「将棋のPV-MCTSに向けた深層学習モデルの最適化」,第45回ゲーム情報学研究会 芝,「探索アルゴリズムに適した時間利用に関する研究」,第46回ゲーム情報学研究会 第32回世界コンピュータ将棋選手権,https://bleu48.hatenablog.com/entry/2022/05/06/145915 芝,「コンピュータ将棋における高精度な深層学習モデル」,ゲームプログラミングワークショップ2022 二番絞り@将棋倶楽部24の戦型分析,https://bleu48.hatenablog.com/entry/2023/03/08/062634 二番絞りの計測の件(GX1080Ti編),https://bleu48.hatenablog.com/entry/2023/03/09/132936